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パルティータ (バッハ) : ミニ英和和英辞書
パルティータ (バッハ)[ちょうおん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)

パルティータ (バッハ) : ウィキペディア日本語版
パルティータ (バッハ)[ちょうおん]

6つのパルティータ(クラヴィーア練習曲第1巻)BWV 825-830(Sechs Partiten, Erster Teil der Klavierübung BWV 825-830)〔古くは「ドイツ組曲」と俗称することもあった。
「……パルティータが従来のフランス組曲、イギリス組曲と併称して「ドイツ組曲」と呼称されて来たことが、あくまで単なる便宜上の呼称に過ぎなく……」(市田儀一郎校訂 「J. S. バッハ 6つのパルティータ クラヴィーア練習曲集第1部」 全音楽譜出版社。1995年)
〕は、ヨハン・ゼバスティアン・バッハが作曲したクラヴィーアのための曲集。
イギリス組曲フランス組曲とあるバッハの一連のクラヴィーア組曲集の集大成にあたり、またバッハの数多くの作品の中で最初に出版された曲集である。「平均律クラヴィーア曲集第2巻」や「ゴルトベルク変奏曲」などと並んでクラヴィーア組曲の最高峰と評価される〔市田、前掲書。〕。
1726年に第1番、1727年に第2番と第3番、1728年に第4番、1730年に第5番と第6番を個別印刷。1731年に修正の上に合本とし「クラヴィーア練習曲集第1巻(第1部)」「作品I」と付した。クラヴィーア練習曲集は第4巻までシリーズ化されたが、作品番号は「第2巻」以降の出版作品には採用されなかった。
楽譜扉には次のような表題がある〔ヴェルナー・フェーリクス著、杉山好訳「バッハ」講談社学術文庫。1999年(原著1985年)。〕:
クラヴィーア練習曲集。プレリュード、アルマンド、クーラント、サラバンド、ジーグ、メヌエット、その他の典雅な楽曲を含む。愛好人士の心の憂いを晴らし、喜びをもたらさんことを願って、ザクセン=ヴァイセンフェルス公宮廷現任楽長ならびにライプツィヒ市音楽監督ヨハン・ゼバスティアン・バッハ作曲。作品I。自家蔵版。1731年。

なお、「クラヴィーア練習曲集」及び「パルティータ」の名称は、前代のライプツィヒ聖トーマス教会音楽監督トーマスカントル)、クーナウ(Johann Kuhnau, 1660-1722)の「新クラヴィーア練習曲集(Neue Klavierübung, I: 1689年; II: 1692年)」に倣ったものである。「練習曲(Übung)」の含意は不詳だが、今日にいう演奏技巧習得のための機械的課題や性格的小品とは関係がない。
== 楽曲 ==

=== 特徴 ===
導入楽章を持つことはイギリス組曲と共通するが、パルティータの導入楽章はそれぞれ異なった名称を持っている。前奏曲をプレリューディウム、プレアンブルムと言い換えていることから、これは意図的な趣向と考えられる。
古典舞曲に占めるイタリア式(アレマンダ、コレンテ、ジーガ。特にコレンテ)の割合が増え、ガラントリー(典雅な舞曲)のカプリッチョ、アリア、ブルレスカ、スケルツォ、テンポ・ディ・ガヴォッタ、テンポ・ディ・ミヌエッタ等もまたイタリア風の名称である。市田儀一郎は「このパルティータが強く「イタリア趣味」に傾斜し、どちらかと言えば「イタリア組曲」とよんだ方が妥当と思われる。しかしバッハが単に趣味上の傾向に走ったのではなく、あくまで堅牢で揺るぎない構成感覚に裏打ちされ、それらが高度の円熟した技法で処理されており、バロック組曲の総括としてこれらのパルティータが遥か高峰に聳える位置を占めていることが納得されるのではなかろうか」と記している。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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